新米は、お米の新人でーす。やさしくしてネ!
新米シーズン到来!収穫したての新鮮なお米のおいしい食べ方です。
おいしく食べる第一歩、まずは保存方法。新米は水分量が高く傷みやすいので、できるだけ冷蔵庫(野菜室)で保存しましょう。つぎに、研ぎ方。新米は割れやすいので、あまりチカラをいれずやさしく研ぐよう心がけましょう。最後は水加減。新米は水分量が高いので、いつもの水加減ですと、べちゃべちゃになります。いつもより浸水時間を短くして、水加減を減らして炊くのがコツです。
お米作りの1年は、11月がニューイヤー。
9月~10月に収穫が終わったら、11月にはすぐに準備が始まります。
お米作りの1年。 11月から2月ころまでは、田に足りない養分をいれて土作り。 3月には、種もみ選び。 4月は種まき、田んぼをたがやす田おこし、田に水をひき表面をならすしろかき。 5月は、田植え。 6~8月は雑草とり、苗の間のみぞ掘り(みぞ切り)、水を抜いて田をかわかす中干し。 暑い夏の間中、まめな水管理を続け…やっと、9月~10月に収穫です。 農家の皆さま、本当に日々ご苦労様です!
お祭りとお米作り、「お」と「り」以外に、関係は?
全国各地の多くのお祭りは、お米作りにルーツがあります。
昔々は、お米の収穫は命を左右しかねない大切なものでした。だから、田植えのときには豊作を祈願して神さまを田にお迎えし、秋には感謝とともにお送りする習慣がうまれました。これが日本各地のお祭りのルーツと言われています。豊作の前祝いの「田遊び」、神田に田植えをする「お田植え祭り」、収穫を祝う「霜月祭り」などがその代表です。青森の「ねぶた祭り」も農耕儀礼から始まったものです。
1kgのお米、ご飯になるといったい何kg?
ヒント。ご飯の重さは、お米のときの約2.2倍。(あっ、答えすぐわかりますね!)
炊飯器でお米を炊くとき、標準的なお米と水の重量比率は「1:1.28~1.3」くらいです。だから、水を加えたお米の重さはお米の約2.3倍。一方、炊飯器の水分蒸発量は約10%。つまりご飯になったとき、2.3から0.1を引いた、約2.2倍になります。正解は、2.2kgです!茶碗一杯のご飯は約150g。これは、およそ70gのお米です。1回2杯食べると、約140gのお米を食べることになります。
知らないと、知らないうちに、笑われている。(かもですよ!)
[知っておきたい食事のマナー集]ご存じなければ、覚えてください。
【お箸】持ちやすいよう太い方を右にして置く。右利きの場合は、置いてあるお箸を右手で取る。
【配膳】ご飯は左に、お汁は右に配します。
【席順】和室の場合は出入り口の近くほど下座、遠いほど上座。
【食べ方】食べ終わったらお椀のふたは、もとにもどす。逆さにはしない。食器類で音を立てない。音を立ててものを噛まない。
【会食】他のひとと著しく違うペースで食べないこと。
1メートル、どうして漢字で書くと1米?
明治時代、「尺」から「メートル」に変わったことがきっかけでした。
メートル法を導入する際、中央気象台(気象庁)がメートルを音訳して「米突」という字をあてたのがはじまりです。 米(メートル)の千倍(キロメートル)は粁。100倍は、粨(ヘクトメートル)。10倍は、籵(デカメートル)。 逆は、分、厘、毛の順で、1/10メートルは粉=デシメートル。1/100(センチ)は、糎。1/1000(ミリメートル)は、粍。 基準の米(メートル)を部首にして、数や割合を意味する字を組み合わせて、漢字を作っています。
身近なところにも、ある、ある、元お米。
お米の形をしてなくても、お米を使った食品や加工品はいっぱい!!
【粉にしたもの】上玉粉/白玉粉/米粉/もち粉/道明寺粉
【お菓子】おかき/あられ/団子/もなか/らくがん/おはぎ/おこし
【醸造したもの】清酒/焼酎/紹興酒/米酢/米味噌/みりん
【米粉を使ったもの】パン/洋菓子/麺/レトルトカレー・シチュー/ビーフン/フォー/ライスペーパー
【食べ物以外】プラスチック製品(トレイ、スプーン、レジ袋)/化粧品/入浴剤/建材用の糊/肥料/ドッグフード