いつも変わらないおいしさをお届けするのが、“ブレンド技術”。
こしひかり、あきたこまち、ささにしき…。 さまざまなブランド米があります。そしてそれぞれ、個性があります。 でも、同じ生産者の同じ品種のお米でも、天候やいろんなことで毎年、味は変わります。 それがお米です。 味を一定にし、安定させる。さらには、価格や供給量も安定させる。 そのために、ブレンド技術があります。 そして、ブレンダーと言う存在があります。
お米は五感で食べるもの。非常に主観的な食べものです。
お米の食味を、“食味計による食味値”で表わすことができます。でも、数字はあくまでも目安。食味は食べてみてうまいかまずいか、と言う感覚的なものです。お米のおいしさの要素に、香り、粘り、甘み、噛みごたえ、ツヤなどがあります。これらはたぶんに、食べるひとの主観(好み)に左右されるものです。 ブランドだけで選ぶより、じぶんの五感で選びましょう。
精米技術で味が変わる!お米はデリケートな食べ物です。
銘柄・産地・時期により、 お米はみんな米質が異なります。精米でヌカをとって白くする度合いを「白度」と言います。高白度がむいているお米もあれば、低白度がむいているお米もあります。米質を見極めてきめ細かく精米を調整するのがプロ。精米時の熱によるダメージを減らして米粒内の温度管理をしたり、水分含有量を見てお米にかかる圧力の調節までしています。
お米をたべるのは日本人だけ?NO!世界中で食べられています。
お米は世界113カ国以上で栽培され、世界の稲作面積は約1億5000万ヘクタールと言われています。 世界では年間約6億トンものお米が作られ、その約90%がアジア諸国に集中しています。 世界で一番たくさんお米を作っているのは中国。インド、インドネシアが続き、日本は10番目です。お米を主食としているのは約20億人。人類の約40%にもあたります。 お米のとれる国ベスト10:FAO(国連食糧農業機関)2007年発表
ご飯の半分以上は水分です。おいしいご飯の決め手は水。
炊飯器の水加減を基準にして、1kgのお米を炊き上げると、約2.2kgになります。つまり、ご飯の半分以上が水分です。だから、おいしいご飯を炊くために、水は大切な要素になります。まず、硬水ではなく軟水を。炊く前に夏なら30分、冬なら1時間は水に漬けておくと、ふっくら炊きあがります。 炊飯器の目盛りを目安に、好みに合わせて水加減を決めましょう。
ちょっと意外ですが、相撲とお米は深い関係です。
相撲は古代、豊作を祈って神にささげた神事で、勝ち負けで豊作凶作を占っていました。 土俵は文字通り、昔は土と米俵からつくられていたものです。 丸の中は天をあらわし、外側の四角は地をあらわします。 四股(シコ)は大地を踏む動作で、土の中の害虫や病気などの厄をはらい、豊作をもたらす田の神のチカラが消えないようにとの意味があったと言われています。
お米の保存容器にとうがらしを入れておけば、虫除けになります。
“米喰い虫”と呼ばれるコクゾウムシやガの幼虫。とくに夏場など、気温が高くなると発生しやすくなります。お米の保存容器のなかにとうがらしを入れておくと防虫効果があるって、知っていますか? 手でちぎって入れると、さらに効き目があります。 上手にお米を保存するには、こまめに少量ずつ買うのもコツ。 夏場は2週間、冬場は1ヶ月で食べきる量が目安です。