作 り 手 訪 問
作 り 手 訪 問
「祖父から父へ、そしてじぶんへ。」
約50年前、出来たばかりのこの村へ入植した祖父。そして、いち早く有機農法を実践してきた父。ふたりから受け継いだチャレンジ精神は、相馬さんの中にも脈々と流れている。
「いまは、生産者でありながら、経営者です。全責任を負うぶん、サラリーマンより大変です。規模が大きくなると、機械も大きくなるので資金的にも大変です。でも、あと2町歩くらいまでなら、増やしてみたいです。」「例えば米の旬は、正月明けの1月~2月なんですよ。デンプンが糖に変わって甘みが出ます。これからの生産者は、そんなことも含めて、消費者への情報発信にチカラを入れていきたいですね。」「GWはないし、残業たっぷり、4時半起き。ワハハハ、ハ。」次々と語る相馬さんの目は、輝いていた。さらに経験を重ねたときに、どんな生産者になっているのか。未来の相馬さんにまた会いに行きたいと思う。再会を約して、取材班は次の地、旭川へ向かった。
訪問日:2017年10月11日
[JAS有機栽培秋田県大潟村産あきたこまち]
八郎潟の堆積土で育った相馬さん米
川の上流にブナを植林し、おいしい水を確保して米作りに取り組む相馬さん。八郎潟の堆積土や日本海の潮風など、自然の恵みがおいしいお米を育てます。
生産者:相馬 時博さん