作 り 手 訪 問
作 り 手 訪 問
「ただいま、『ライスセンター』建設中。」
熱い鈴木さんの話を夢中になって聞いている間に雨もあがった。そこで、圃場と建設中のライスセンターを 見せていただくために、外へ出ることにした。
居間から見える建設中の建物が「ライスセンター」だ。乾燥、籾摺り、籾保管をする施設だ。稲刈りした籾は水分17%まで半乾燥すると、そのまま常温で保管できる。籾保管は玄米保管よりも鮮度が保てる。
この施設は、大切に育てた米をより良い状態でお客さまにお届けしたいという、鈴木さんのこだわりのシンボルでもあるのだろう。
「これぞ、庄内平野!」
20町歩(1町歩は100m四方)あるという鈴木さんの圃場。見渡す限り、田んぼ、田んぼ、田んぼ。まさに、平野。これぞ、米どころ、庄内平野の風景である。
まだまだ田んぼを増やしたいと言う鈴木さん。天候不順などのリスク管理のために、なんと、他府県にも田んぼも持てないかと考えている。先代を見習ってこだわりの生産方法を守り継ぐだけではなく、新しいことにもチャレンジしていきたいと意欲満々の鈴木さんである。
ちなみに、山形県が「つや姫」の弟分として開発した新品種「雪若丸」を来年は試験的に作ってみるそうだ。